韓国式ダウンパーマ 美容師による解説

まず初めに

僕は3年前に韓国人で美容師の友人から直接ダウンパーマの講習を受け、

その後日本で知識の習得、練習、モデルさんに協力していただき実践、研究を重ねて2年前にようやく韓国式のダウンパーマを日本に取り入れることができました。


近頃、ダウンパーマを取り入れている美容師さんがかなり増えてきています。お客様の中でも身近なものになっているかもしれません。

ダウンパーマの施術工程自体はさほど難しいものではない為、取り入れることは簡単だと思います。見様見真似で取り入れている方も多く見受けられます。

実際にお客様からの声で、他サロンでダウンパーマをお願いしたところ”メニューではないけどやり方わかるからできるよ”と言われてお願いしたが、さほど変わらなかった、潰れませんでしたと耳にします。メニュー化していないので料金が毎回曖昧なんてこともあるみたいです。

施術工程こそ簡単なものの、薬剤の選定、塗布量、塗布する位置がとても重要になってきます。そもそもベースのカットができていないと成功しません。

以上の知識や経験もなしに取り入れている美容師さんが多すぎます。

料金を頂き、その対価として技術を提供させていただくはずなのに

メニューにもなく見様見真似で取り入れる。それはお客様に対して失礼なのでは?と思い書かせていただきます。



ここからは実際に僕の施術したダウンパーマを例に

僕のこだわり、知識を踏まえて解説させていただきます。





このシルエットが韓国式ダウンパーマです。

サイド、襟足をしっかりとボリュームダウン

ウェイトは高めの設定で横からのシルエットも綺麗に。

このクオリティを日本でできる人は数少ないと思います。

2年間でほぼ毎日ダウンパーマのお客様がいらっしゃいます。

経験数と豊富な知識で高クオリティの韓国スタイルを提供させていただきます。



ダウンパーマも様々なパターンがあります。

襟足、サイド、もみあげ、ハチ周り、ツーブロック箇所、

なりたいシルエットやお客様の骨格、髪質によってかける箇所は変わります。





このスタイルはツーブロック内側と襟足にかけています。

耳上のボリュームを残したひし型のシルエット。

パーマとダウンパーマを組み合わせることでスタイリングがより簡単に。




こちらのスタイルはツーブロック内側とバックは高めの位置からかけています。

程よい丸みのマッシュシルエット。



同じようなスタイルを作るときでも、お客様一人一人の髪質や生え方は違うのでかける範囲も変えています。




記事最初に記載したウェイト高めの韓国で主流のスタイルですが、

韓国の俳優さんにも多いです。日本ではなかなか再現できないと思います。

王道韓国スタイル、最近人気のソンガン、チャウヌのヘアスタイルを例として解説していきます。




チャウヌの髪型解説

カットラインをわかりやすくイエローラインで記しています。

下のラインはフレームとなるアウトライン。耳上1cmほどでカット。

上のラインは表面の動きを出すレイヤーが入っています。

内側のツーブロックは1,5mmほどで厚みを残し、被ってくるフレームと馴染むように。

ここが短すぎると地肌が見えたりフレームとの馴染みが悪く、ナチュラルな質感が損なわれます。

矢印の箇所、ハチ上からダウンパーマでしっかりボリュームを落とし綺麗な卵型のシルエットに。




ソンガンの髪型解説

ウェーブスタイルで動きがついていますがベースカットは基本的に同じです。

フレームラインは耳上1cmほどでカット。ハチ上からダウンパーマです。




以上二人の解説を踏まえて、このスタイルを参考に僕がカットしたスタイルがこちらです。






このクオリティが韓国式ダウンパーマです!

様々なパターンを経験し得た知識を最大限に組み合わせてこそできる技術だと僕は思います!


もう一度言います。

ダウンパーマの施術工程は簡単ですが、かなりハイレベルな技術です!



まだダウンパーマをかけたことのない方、ダウンパーマを気になっている方、かけたことがあるが満足いかなかった方、是非一度ご相談ください!!